東京銭湯43 : 富来浴場(荒川区)

[2020/3/18訪問]

いつまでもあると思うな親と金、とはよく言ったもので、お気に入りのお店だってそう、そこにあるからいつでも行けると思ってた銭湯もそう。
ということで、立て続けに今月末閉業の銭湯訪問となり…もともと銭湯めぐり始めたきっかけの人が、毎度ながら「閉業する」という銭湯を巡ってて、そんなものかと思ってたけど、長期休業とかも含めて目の当たりにすることが多くなった。

コッペパンのお店が上野の公園に隣接したビルにある、パン屋さんianak!の隣にある銭湯、富来浴場。存在はずいぶん前から知ってたけど、つい最近Twitterで今月末までというのを知り、行かねば、と会社帰りに立ち寄り。

左にコインランドリーがあり、入り口の赤い暖簾。そーっと、お邪魔します、っていう感じの入り口から入る。あら、自動ドア。

女将さんが座っていて、どうも、と挨拶して入る。
平日の夜21時すぎ、湯上りの常連さんが2人あれこれ話している脱衣所。中にも2人。そんな感じでのんびりと。

真ん中に長円形の浴槽、仕切りがあって上の方のお湯は行き来できる形で、普通のお湯とブクブクするお湯と。ブクブクの方が少し深かったかな。

壁に富士山の絵があったような跡のある、全面水色に塗りつぶしてある壁、男湯との仕切りはタイルでヨーロッパ風の湖とヨットと山と、赤い屋根のお城。お城がなかったら日本の風景と思ってたかもしれない。そして天井がかなり高い。いつも体育館みたいだ、って銭湯で思うやつで、ほんとに高くて、この地でこんなに広くて天井が高くて、取り壊したら同じような建物はできないだろうから、なくなったら本当に寂しいことだと…。


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